フィンランドで幸先のいい出だしです
可児の皆さんこんにちは。
フィンランドの夏には夜がありません。
関西空港から飛行機で9時間。ヘルシンキからワゴンで5時間(その間道路はほとんどずっとまっすぐでした。信号機にはひとつも出会いませんでした!!)、人口6000人の町Pyhajarvi (フィハヤルビ)で開催されているフルムーンダンスフェスティバルに来ています。
この街は少々大きな街でいうと、ユヴァスキュラとオウルの中間地点。(ぜひ地図を見てみて下さい)ホテルに到着したのが夜の9時前後でしたが、辺りはまだ日没直後のように明るい。深夜12時になっても薄明が続き草叢の上を蝶が舞っています。目の前をピーターラビット君がぴょんぴょん跳ねていきます。
ムーミントロールにはまだ会えていません。
あと5,6時間も車で北上すればもう北極圏に突入というこの辺りの空は低く、沈んだ太陽が地平線の辺縁をぷかぷか漂っているかのような様子が空気の色で感じられます。同じヨーロッパでも濃紺のブルーの空の地中海と違って、スカンジナビアの空はなんとも言えず白く淡いブルーの空です。
フィンランド国土の衛星写真を見ると、まるで食パンを無理矢理両方から引っ張ったかのような裂け目が沢山あって、それが全部湖になっています。そしてそれ以外の土地はほとんど森です。
皆さん「シベリウス」を通してご存知のように、本当にここは森と湖の国です。

さて、このダンスフェスティバルは、フィンランドのコンテンポラリーダンスにとって最も重要なフェスティバルのひとつといわれ今年20周年を迎えます。人口6000人の町でそれだけのことができているのは凄いことだと思います。ダンサーも多数スタッフとして参加している歴代のフェスティバルのオルガナイザー達が腐心して地元の行政や住民と交流を図って来た成果が伺い知れます。
レセプション・パーティーには市長さん自ら参加し開幕のスピーチを行い、多数の地元住民とアーティストが集ってフェスティバルの開幕を祝いました。挨拶のために列席していた町の重役らしい恰幅のいい男性も、昔自分が踊った作品の話をしてくれました。それによると、何年目かのフェスティバルでは市(町?)議会の議員さん皆にそれぞれ台詞と振付けを与えられて彼も踊ったということでした。
『踊る市議会議員』!!とんでもない企画ですね。
私も今後作るチャンスを狙ってみたいと思います(笑)。
冗談はさておき、我々モノクローム・サーカスがつとめたのは、なんとフェスティバルのオープニング公演でした。ダンサー野村香子による『怪物』と、合田有紀とのデュエット『きざはし』という作品です。24日の5:00開演。人口6000人の田舎の町で100強の客席が満員です。

ダンサーや振付家、プロデューサー、ジャーナリストもかなり多かったようです。最初の演目『怪物』が終わると、熱いコールが鳴り止まず、2回コール。
薄暗い光の中で合田がテーブルの下で踊り始めると観客全員が皆身を前に乗り出してくいいるような時間が流れ始めます。『きざはし』が終わるとこれまた分厚いコールが続いて日本ではめったに出くわせない4回コール。しっかりと作品はフィンランドの観客に受け止められたようです。
フェスティバルのアーティスティックディレクターのアルポ氏も『きざはし』がとても印象深かったようで、「とても深い、ずーんと来る」とお褒めを頂きました。野村香子の身体性を高く評価する声も沢山聞きました。
幸先のいい出だしです。

昨日、25日からは振付家の私にとって新しいストーリーが始まりました。ワークショップ&オーディション。
このWSから3〜5名のダンサーを選んで来年3月に作品を作り、ヘルシンキや翌年のFull Moon Dance Festival、あわよくば日本でも作品上演というストーリーの開始地点なのでした。
この企画はフィンランドのダンサーにはかなりの期待感をもって受け止められているらしく、フェスティバルでも異例という40名のダンサーが申込。それでもさらに申込があって随分断ったとか。そんなわけで関係者やマスコミの注目度も高いらしく、公演評が既に2紙に掲載された他に、オーディションの記事のために取材を受けたりが続いています。ちょっとプレッシャーですけど、フィンランドのオルガにゼーションZODIAK、そして日本側のオルガにゼーションJCDNの為にもいいし、まあ注目されるのは悪くないです。
それよりも、やはり『どんなダンサーと出会えるか?』ですね。フィンランドのダンスシーンは日本よりも随分活発らしく、ダンサーの技術的レベルが非常に高いです。それだけに、40名弱の中からどうやって3〜5名を選ぶか??WSはあと3日間続きますが、たぶん毎日が格闘だと思います。
これから夜の公演が始まるところです。
そしてその後は「サウナ・パーティー」とのことです。
それではまた続きを書きたいと思います。
よい夏を。
坂本公成
フィンランドの夏には夜がありません。
関西空港から飛行機で9時間。ヘルシンキからワゴンで5時間(その間道路はほとんどずっとまっすぐでした。信号機にはひとつも出会いませんでした!!)、人口6000人の町Pyhajarvi (フィハヤルビ)で開催されているフルムーンダンスフェスティバルに来ています。
この街は少々大きな街でいうと、ユヴァスキュラとオウルの中間地点。(ぜひ地図を見てみて下さい)ホテルに到着したのが夜の9時前後でしたが、辺りはまだ日没直後のように明るい。深夜12時になっても薄明が続き草叢の上を蝶が舞っています。目の前をピーターラビット君がぴょんぴょん跳ねていきます。
ムーミントロールにはまだ会えていません。
あと5,6時間も車で北上すればもう北極圏に突入というこの辺りの空は低く、沈んだ太陽が地平線の辺縁をぷかぷか漂っているかのような様子が空気の色で感じられます。同じヨーロッパでも濃紺のブルーの空の地中海と違って、スカンジナビアの空はなんとも言えず白く淡いブルーの空です。
フィンランド国土の衛星写真を見ると、まるで食パンを無理矢理両方から引っ張ったかのような裂け目が沢山あって、それが全部湖になっています。そしてそれ以外の土地はほとんど森です。
皆さん「シベリウス」を通してご存知のように、本当にここは森と湖の国です。

さて、このダンスフェスティバルは、フィンランドのコンテンポラリーダンスにとって最も重要なフェスティバルのひとつといわれ今年20周年を迎えます。人口6000人の町でそれだけのことができているのは凄いことだと思います。ダンサーも多数スタッフとして参加している歴代のフェスティバルのオルガナイザー達が腐心して地元の行政や住民と交流を図って来た成果が伺い知れます。
レセプション・パーティーには市長さん自ら参加し開幕のスピーチを行い、多数の地元住民とアーティストが集ってフェスティバルの開幕を祝いました。挨拶のために列席していた町の重役らしい恰幅のいい男性も、昔自分が踊った作品の話をしてくれました。それによると、何年目かのフェスティバルでは市(町?)議会の議員さん皆にそれぞれ台詞と振付けを与えられて彼も踊ったということでした。
『踊る市議会議員』!!とんでもない企画ですね。
私も今後作るチャンスを狙ってみたいと思います(笑)。
冗談はさておき、我々モノクローム・サーカスがつとめたのは、なんとフェスティバルのオープニング公演でした。ダンサー野村香子による『怪物』と、合田有紀とのデュエット『きざはし』という作品です。24日の5:00開演。人口6000人の田舎の町で100強の客席が満員です。

ダンサーや振付家、プロデューサー、ジャーナリストもかなり多かったようです。最初の演目『怪物』が終わると、熱いコールが鳴り止まず、2回コール。
薄暗い光の中で合田がテーブルの下で踊り始めると観客全員が皆身を前に乗り出してくいいるような時間が流れ始めます。『きざはし』が終わるとこれまた分厚いコールが続いて日本ではめったに出くわせない4回コール。しっかりと作品はフィンランドの観客に受け止められたようです。
フェスティバルのアーティスティックディレクターのアルポ氏も『きざはし』がとても印象深かったようで、「とても深い、ずーんと来る」とお褒めを頂きました。野村香子の身体性を高く評価する声も沢山聞きました。
幸先のいい出だしです。

昨日、25日からは振付家の私にとって新しいストーリーが始まりました。ワークショップ&オーディション。
このWSから3〜5名のダンサーを選んで来年3月に作品を作り、ヘルシンキや翌年のFull Moon Dance Festival、あわよくば日本でも作品上演というストーリーの開始地点なのでした。
この企画はフィンランドのダンサーにはかなりの期待感をもって受け止められているらしく、フェスティバルでも異例という40名のダンサーが申込。それでもさらに申込があって随分断ったとか。そんなわけで関係者やマスコミの注目度も高いらしく、公演評が既に2紙に掲載された他に、オーディションの記事のために取材を受けたりが続いています。ちょっとプレッシャーですけど、フィンランドのオルガにゼーションZODIAK、そして日本側のオルガにゼーションJCDNの為にもいいし、まあ注目されるのは悪くないです。
それよりも、やはり『どんなダンサーと出会えるか?』ですね。フィンランドのダンスシーンは日本よりも随分活発らしく、ダンサーの技術的レベルが非常に高いです。それだけに、40名弱の中からどうやって3〜5名を選ぶか??WSはあと3日間続きますが、たぶん毎日が格闘だと思います。
これから夜の公演が始まるところです。
そしてその後は「サウナ・パーティー」とのことです。
それではまた続きを書きたいと思います。
よい夏を。
坂本公成
モノクローム・サーカスがフィンランドへ
「オーケストラで踊ろう!!」の皆さん、可児の皆さんこんにちは。
お久しぶりです。
ダンスカンパニー「モノクローム・サーカス」の主宰坂本です。
今日は皆さんに特別なお知らせです。
実は、明日から「オーケストラで踊ろう!!」の舞台になった
フィンランドへ行って参ります。
フィンランドの首都ヘルシンキから車で6時間、
「フル・ムーン・ダンスフェスティバル」という素敵な名前の
ダンスフェスティバルに招かれてオープニングを飾ります。
作品を踊るのは、「〜踊ろう!!」で講師を務めた、合田有紀と野村香子。
そして、その後3人でフィンランドのプロフェッショナルダンサー40名に
5日間のWS&オーディションを行います。
なんと、来春にはオーディションで選んだフィンランド人ダンサーに新作の振付を行うのです。
「〜踊ろう!!」をやっていた頃には、まさか自分自身がフィンランドに
行くことになろうとは夢にも思っていませんでした。
これもシベリウスが結んでくれた不思議な縁かもしれません。
道中記を合田や野村と書いて送ろうと思っています。
ぜひ読んで下さいね。
Full Moon Dance Festival の情報はこちら
坂本公成
お久しぶりです。
ダンスカンパニー「モノクローム・サーカス」の主宰坂本です。
今日は皆さんに特別なお知らせです。
実は、明日から「オーケストラで踊ろう!!」の舞台になった
フィンランドへ行って参ります。
フィンランドの首都ヘルシンキから車で6時間、
「フル・ムーン・ダンスフェスティバル」という素敵な名前の
ダンスフェスティバルに招かれてオープニングを飾ります。
作品を踊るのは、「〜踊ろう!!」で講師を務めた、合田有紀と野村香子。
そして、その後3人でフィンランドのプロフェッショナルダンサー40名に
5日間のWS&オーディションを行います。
なんと、来春にはオーディションで選んだフィンランド人ダンサーに新作の振付を行うのです。
「〜踊ろう!!」をやっていた頃には、まさか自分自身がフィンランドに
行くことになろうとは夢にも思っていませんでした。
これもシベリウスが結んでくれた不思議な縁かもしれません。
道中記を合田や野村と書いて送ろうと思っています。
ぜひ読んで下さいね。
Full Moon Dance Festival の情報はこちら
坂本公成
オーケストラで踊ろう!ドキュメント公開
オーケストラで踊ろう!のドキュメントを
4つに分けてYouTubeにUPしました!
4つに分けてYouTubeにUPしました!
「瀬戸内国際芸術祭」にモノクロームサーカスが参加しています
この夏、注目の「瀬戸内国際芸術祭」に参加している
モノクロームサーカスの坂本公成さんからメッセージを
いただきましたので掲載します!
こんばんは、モノクロームサーカスです。
瀬戸内海7つの島で開催中の「瀬戸内国際芸術祭2010」にてモノクロームサーカスが『直島』を劇場に仕立てるこころみを行ないます。
ヴィジュアル・ディレクションに大竹伸朗さんとの直島銭湯『I ♡湯』でも有名なgrafの服部滋樹氏と共に、約1ヶ月の直島滞在をへて上演します。
会場となるのは、直島で『家プロジェクト』が展開されている「本村」地区。
ジェームス・タレルの「南寺」を始め、杉本博司、内藤礼、須田悦弘、宮島達男、大竹伸朗などのアーティストが「家」にアート作品を埋め込んでいる地区です。
私と服部氏の作業は、家や場に作品を埋め込むのではなく「解き放つ」作業から始まりました。
今回のプロジェクトのハイライトとなる「旧中村邸」という廃屋を使った作品では、
まず「死んだ家」としての痕跡はできるだけ残しながら、余分なものを削いで「能舞台」のような簡素な空間の空間の中に「記憶/気配」を浮き上がらせる作業でした。
廃屋の壁面一面丸ごとを削って、外部から家屋の内部を見通せる空間にした上で、ほぼ全ての壁や建具を取払い、ダンサーがパフォーマンスが可能になるように、床面はそのまま保ちながら、舞台として機能できる強度を保障する。そんなデリケートな作業がgrafのメンバーとボランティアスタッフ「こえび隊」ともちろんパフォーマーチームの協労によって出来上がりました。
今、その「旧中野邸」は風雨を避けるために表を封印されていますが、その空間を前にした時の印象は圧倒的です。
一方で、プロジェクトの起点となる『旧診療所』は、今年の3月まで実際に機能していた所謂「病院」です。ここでも、何かを埋め込むのではなく、「削ぐ」手つきが存分に活かされています。できるだけ余分なものを削いで、「診療所」そのものにあった「空間構造」だけを残し、見る人の体験やイメージが介入していきやすい空間を創る。ここでもgraf 服部氏の手つきは徹底しています。
今回、プロジェクトに参加するダンサーは、monochrome circusのダンサーを始め、名古屋、新潟、関西、瀬戸内近辺と広範囲から20名あまりのダンサーが結集して滞在製作を行っています。『旧診療所』に連なるお医者さんの住まいだった「本宅」にメンバーの約半分が住まい、ボランティア・スタッフのための滞在施設「こえび寮」に住まって製作を続けています。
もともと『診療所/本宅』は個人宅だったので、二桁の人が宿泊を続けるのに適した空間ではありませんでした。直島村役場の協力を得て、6月,7月とダンサー達と出かけて、水・光・熱・などのインフラの整備から始めて、建具の補修、集団生活が可能になるような、キッチン周りや、洗濯機の補修なども含めて、『住まうこと』全般を一から作り上げるような経験になりました。
作品そのものも今回の『直島劇場』はダンス史やアート史に残るmonochrome circusの最高傑作という自負はありますが、ここ「本宅」においての長期レジデンスは、現代の日本において「豊かさとは何か?」という問いを実践の中から参加者全員に語りかけてくれています。逆に言えばそれくらい「直島」での滞在製作は魅力的な毎日です。
「島」での滞在期間中は、地元の方々から、釣れたばかりの魚や地ものの野菜、更には調理したものまで、とても暖かく迎え入れて頂きました。「本宅」の庭を開墾?して頂いた方もいて、今では枝豆が僕等の第2次滞在を待っている筈です。リハーサル会場となっている「東部公民館」は「直島女文楽」の練習会場と一緒なので、そのリハーサル風景も目にすることができました。
作品の締めくくりとなる場所は、『本村港/桟橋』です。
古来本村は、直島と外界をつなぐ玄関口で、その本村港の海にぽっかりと浮かぶ「桟橋」でダンサー達が踊ります。
「削ぐ」ほどのものは何もない、海と空に挟まれた外へと拡がっていく空間背景には大小さまざまな島影が風景にハイライトを添えます。
大きな風景の中での小さな「人為」、それでも、人が「居る」ことは素晴らしい、きっとそんな時間になることでしょう。
長い文章になりました。
それくらい「瀬戸内」での体験は、人に語って余りある「ナニモノカ」の宝庫です。
ぜひ、皆さんと「島でのひととき」を共有できたらとご案内させて頂きました。
坂本公成
ps :『直島劇場』は、無料のイベントですが、MAPなどの配布は「要予約」となっております。
現在、予約が殺到しております。お早めのご予約をおすすめします。
+|+|+|+|+|+|+|+|+|+|+|+|
瀬戸内国際芸術祭2010
モノクロームサーカス×服部滋樹『直島劇場』
+|+|+|+|+|+|+|+|+|+|+|+|
─終わりのない劇場
直島の本村をまるごと劇場化するサイトスペシフィックなダンス・パフォーマンス。パフォーマーの身体と空間構成が島の日常に浸透する。「そうであったかもしれない」世界。自然の営みと、人の営みの狭間にあふれる、光、音、人影、、、、。島に流れる時間をあなた自身のカラダで編集していくパフォーマンスです。
ご予約+詳細 http://www.monochromecircus.com/naoshima/
日時:2010年 9/23(木)〜26(日)15:00開演
場所:直島本村地区(香川県) *雨天決行
料金:無料 *予約優先
ーーーーーーーー チェックイン(集合)ーーーーーーーーーー
以下の時間内に受付をお済ませください。
時間:14:00〜14:50
場所:直島町東部公民館 (香川県香川郡直島町本村)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
演出/構成:坂本公成+服部滋樹
ヴィジュアル・プロダクション:graf
出演:Monochrome Circus(森裕子、佐伯有香、野村香子、小寺麻子)
ゲストダンサー:服部哲郎、堀江善弘、福井幸代、辻本佳、LATA、田中弘志、高室久志
ワークショップ参加者:野田菜奈美 住吉山実里 ベ・スヒョン 神澤真理 大谷綾子 中川佐和子 井田侑子 谷口慶 ほか
定員:各回100名
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
プレワークショップ&パフォーマンス@高松
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
http://www.brsq.net/
日時:2010年9/12(日)
11:00〜13:00 まぎれダンス・ワークショップ
15:00〜16:30 パフォーマンス「段差を探せ!」
会場:
ワークショップ=ブリザートスクエア http://www.brsq.net/
パフォーマンス=常盤町商店街一帯
料金:無料
※予約優先 E-mail=mc@monochromecircus.com
【お問合せ先】
瀬戸内国際芸術祭総合インフォメーション TEL| 087-813-2244
モノクロームサーカス E-mal= mc@monochromecircus.com
主催:瀬戸内国際芸術祭実行委員会
瀬戸内国際芸術祭公式ホームページ http://setouchi-artfest.jp/
配信元:
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モノクロームサーカス
〒606-8181 京都市左京区一乗寺地蔵本町7−2
TEL 075-722-2878
E-mail= mc@monochromecircus.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モノクロームサーカスの坂本公成さんからメッセージを
いただきましたので掲載します!
こんばんは、モノクロームサーカスです。
瀬戸内海7つの島で開催中の「瀬戸内国際芸術祭2010」にてモノクロームサーカスが『直島』を劇場に仕立てるこころみを行ないます。
ヴィジュアル・ディレクションに大竹伸朗さんとの直島銭湯『I ♡湯』でも有名なgrafの服部滋樹氏と共に、約1ヶ月の直島滞在をへて上演します。
会場となるのは、直島で『家プロジェクト』が展開されている「本村」地区。
ジェームス・タレルの「南寺」を始め、杉本博司、内藤礼、須田悦弘、宮島達男、大竹伸朗などのアーティストが「家」にアート作品を埋め込んでいる地区です。
私と服部氏の作業は、家や場に作品を埋め込むのではなく「解き放つ」作業から始まりました。
今回のプロジェクトのハイライトとなる「旧中村邸」という廃屋を使った作品では、
まず「死んだ家」としての痕跡はできるだけ残しながら、余分なものを削いで「能舞台」のような簡素な空間の空間の中に「記憶/気配」を浮き上がらせる作業でした。
廃屋の壁面一面丸ごとを削って、外部から家屋の内部を見通せる空間にした上で、ほぼ全ての壁や建具を取払い、ダンサーがパフォーマンスが可能になるように、床面はそのまま保ちながら、舞台として機能できる強度を保障する。そんなデリケートな作業がgrafのメンバーとボランティアスタッフ「こえび隊」ともちろんパフォーマーチームの協労によって出来上がりました。
今、その「旧中野邸」は風雨を避けるために表を封印されていますが、その空間を前にした時の印象は圧倒的です。
一方で、プロジェクトの起点となる『旧診療所』は、今年の3月まで実際に機能していた所謂「病院」です。ここでも、何かを埋め込むのではなく、「削ぐ」手つきが存分に活かされています。できるだけ余分なものを削いで、「診療所」そのものにあった「空間構造」だけを残し、見る人の体験やイメージが介入していきやすい空間を創る。ここでもgraf 服部氏の手つきは徹底しています。
今回、プロジェクトに参加するダンサーは、monochrome circusのダンサーを始め、名古屋、新潟、関西、瀬戸内近辺と広範囲から20名あまりのダンサーが結集して滞在製作を行っています。『旧診療所』に連なるお医者さんの住まいだった「本宅」にメンバーの約半分が住まい、ボランティア・スタッフのための滞在施設「こえび寮」に住まって製作を続けています。
もともと『診療所/本宅』は個人宅だったので、二桁の人が宿泊を続けるのに適した空間ではありませんでした。直島村役場の協力を得て、6月,7月とダンサー達と出かけて、水・光・熱・などのインフラの整備から始めて、建具の補修、集団生活が可能になるような、キッチン周りや、洗濯機の補修なども含めて、『住まうこと』全般を一から作り上げるような経験になりました。
作品そのものも今回の『直島劇場』はダンス史やアート史に残るmonochrome circusの最高傑作という自負はありますが、ここ「本宅」においての長期レジデンスは、現代の日本において「豊かさとは何か?」という問いを実践の中から参加者全員に語りかけてくれています。逆に言えばそれくらい「直島」での滞在製作は魅力的な毎日です。
「島」での滞在期間中は、地元の方々から、釣れたばかりの魚や地ものの野菜、更には調理したものまで、とても暖かく迎え入れて頂きました。「本宅」の庭を開墾?して頂いた方もいて、今では枝豆が僕等の第2次滞在を待っている筈です。リハーサル会場となっている「東部公民館」は「直島女文楽」の練習会場と一緒なので、そのリハーサル風景も目にすることができました。
作品の締めくくりとなる場所は、『本村港/桟橋』です。
古来本村は、直島と外界をつなぐ玄関口で、その本村港の海にぽっかりと浮かぶ「桟橋」でダンサー達が踊ります。
「削ぐ」ほどのものは何もない、海と空に挟まれた外へと拡がっていく空間背景には大小さまざまな島影が風景にハイライトを添えます。
大きな風景の中での小さな「人為」、それでも、人が「居る」ことは素晴らしい、きっとそんな時間になることでしょう。
長い文章になりました。
それくらい「瀬戸内」での体験は、人に語って余りある「ナニモノカ」の宝庫です。
ぜひ、皆さんと「島でのひととき」を共有できたらとご案内させて頂きました。
坂本公成
ps :『直島劇場』は、無料のイベントですが、MAPなどの配布は「要予約」となっております。
現在、予約が殺到しております。お早めのご予約をおすすめします。
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瀬戸内国際芸術祭2010
モノクロームサーカス×服部滋樹『直島劇場』
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─終わりのない劇場
直島の本村をまるごと劇場化するサイトスペシフィックなダンス・パフォーマンス。パフォーマーの身体と空間構成が島の日常に浸透する。「そうであったかもしれない」世界。自然の営みと、人の営みの狭間にあふれる、光、音、人影、、、、。島に流れる時間をあなた自身のカラダで編集していくパフォーマンスです。
ご予約+詳細 http://www.monochromecircus.com/naoshima/
日時:2010年 9/23(木)〜26(日)15:00開演
場所:直島本村地区(香川県) *雨天決行
料金:無料 *予約優先
ーーーーーーーー チェックイン(集合)ーーーーーーーーーー
以下の時間内に受付をお済ませください。
時間:14:00〜14:50
場所:直島町東部公民館 (香川県香川郡直島町本村)
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演出/構成:坂本公成+服部滋樹
ヴィジュアル・プロダクション:graf
出演:Monochrome Circus(森裕子、佐伯有香、野村香子、小寺麻子)
ゲストダンサー:服部哲郎、堀江善弘、福井幸代、辻本佳、LATA、田中弘志、高室久志
ワークショップ参加者:野田菜奈美 住吉山実里 ベ・スヒョン 神澤真理 大谷綾子 中川佐和子 井田侑子 谷口慶 ほか
定員:各回100名
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
プレワークショップ&パフォーマンス@高松
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
http://www.brsq.net/
日時:2010年9/12(日)
11:00〜13:00 まぎれダンス・ワークショップ
15:00〜16:30 パフォーマンス「段差を探せ!」
会場:
ワークショップ=ブリザートスクエア http://www.brsq.net/
パフォーマンス=常盤町商店街一帯
料金:無料
※予約優先 E-mail=mc@monochromecircus.com
【お問合せ先】
瀬戸内国際芸術祭総合インフォメーション TEL| 087-813-2244
モノクロームサーカス E-mal= mc@monochromecircus.com
主催:瀬戸内国際芸術祭実行委員会
瀬戸内国際芸術祭公式ホームページ http://setouchi-artfest.jp/
配信元:
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モノクロームサーカス
〒606-8181 京都市左京区一乗寺地蔵本町7−2
TEL 075-722-2878
E-mail= mc@monochromecircus.com
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Monochrome Circusが瀬戸内国際芸術2010に参加
今年の夏、瀬戸内海の7つの島と高松を会場に行われる
「瀬戸内国際芸術2010」にMonochrome Circusも参加します。
→「モノクロームサーカス&服部滋樹」紹介ページ
月刊 美術手帳の別冊「瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック」にも、
P.51の「Pick Up Artist」やP.162のイベントガイドに掲載されています。
ご覧ください!
「瀬戸内国際芸術2010」にMonochrome Circusも参加します。
→「モノクロームサーカス&服部滋樹」紹介ページ
月刊 美術手帳の別冊「瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック」にも、
P.51の「Pick Up Artist」やP.162のイベントガイドに掲載されています。
ご覧ください!


